神奈川県三浦市に点在する三浦七福神。お正月には七福神初詣に多くの参拝者が訪れる。開運求めて七難則滅・七福即生、七福神めぐり。
 
 
恵比須尊へ
毘沙門天へ
弁財天へ
布袋尊へ
寿老人へ
妙音寺へ
大黒天へ
   
 
 
 
   
長安寿老人
   
祭神は白髭明神(中筒男命=南極星の化身)。この社は小網代湾が昔から廻船寄港地、また三崎の避難港として全国的に知られていた関係上、「航海安全」「大漁満足」の神として古から崇拝されていた。天文年間(1532〜55)、当村の漁夫の夜網にかかった霊光、こうこうたる束帯姿のご神体を御祀りしたと伝えられ、現在の社殿は三浦道寸義同が改修したと伝えられている。社殿の左手にある石は鳴石、別名「カンカン石」と呼ばれ、打てば「カンカン」と金属製の音がする。これは「きこいかり」という錨のおもりで、海上安全のために昔攝津の船頭が明神様がその石が欲しいと言うので社に奉納したものと伝えられている。さらに年3回(4月、7月、10月)古式豊かに「面神楽」「湯立て」等、海上安全、大漁満足、家内安全、商売繁盛など神に感謝を捧げ、ご加護を願う儀式が執り行われる。
 
   
 
中国の民間信仰で南極星の化身、福禄寿とともに南極老人の一人とされ「不老長寿」の徳を有する。仙人風の白い髭をのばし、1500年生きたという玄鹿を従えていることより、「無病・長寿」の神として取り入れられた。冬は海のむこうに富士山が聳え、境内の鬱蒼とした老木とともに参拝者の心を和ませてくれる。近くには、三浦氏滅亡の史跡「新井城」の空掘や京急マリンパーク等がある。
 
宗派:神道
住所:三浦市三崎町小網代1516
電話:046-881-7676
交通:小網代バス停より徒歩15分


長安寿老人‐中国の神