神奈川県三浦市に点在する三浦七福神。お正月には七福神初詣に多くの参拝者が訪れる。開運求めて七難則滅・七福即生、七福神めぐり。
祭神は、三浦開拓の祖「藤原資盈」で、天元5(982)年に社殿を造営し、その後、江戸時代に「三浦総鎮守」となった。境内には源頼朝、手植えの大銀杏(樹齢800年)があり、また、三浦大介義明が源平合戦に臨み、神意により頼朝に味方したと伝わる。年間の神事としては、正月15日の「チャッキラコ(平成21年9月、ユネスコ無形文化遺産に登録)」、4月下旬の「食の神祭典」、6月の「八雲祭」、7月の「夏の例大祭」の「お練り獅子(市文化財)」、11月には「面神楽(市文化財)」がおこなわれる。
治承4(1180)年、源頼朝の挙兵に呼応した和田義盛は衣笠城で畠山・江戸の諸軍と戦ったものの落城、海路房州に逃れた。折悪しく大暴風雨に遭遇し、流されて兵糧が尽きたとき、龍神に加護を祈ったところ「筌」という竹製の漁具が流されてきた。辛うじてこれを用いて魚をとり、主従飢えをしのぐことができた。この地に「筌」を祀り、弁財天堂を建立したのが始まりである。
宗派:神道
住所:三浦市三崎4-12-11
電話:046-881-3038
交通:三崎港バス停より徒歩5分
筌龍弁財天‐インドの神