神奈川県三浦市に点在する三浦七福神。お正月には七福神初詣に多くの参拝者が訪れる。開運求めて七難則滅・七福即生、七福神めぐり。
樹齢500年の大銀杏や槙の老木が茂る境内の石段を上ると、左に平成8年落慶の鐘楼堂、正面に昭和7年再建の銅葺きの大きな本堂が聳える。かつては浄土宗鎌倉光明寺の末で開山は同寺伝設大和尚。天文17(1548)年、海岸にあった地蔵堂を現在の地に移し、金田山圓福寺と称した。堂内には本尊の「阿弥陀如来」の他に、三浦38地蔵尊霊場の秘仏、「地蔵菩薩(市重文)」が豪華な宮殿に安置されている。
或る夜、金田湾の海上に異様に光るものを通りがかりの漁夫が発見。彼はこれを大漁の瑞兆と喜び、持ち帰った。やがて旅の僧の諭しにより、草庵を建てそこに祀ったという。これが「金光恵比須尊」である。漁村から始まった恵比須信仰は日本神話の事代主命と結びつき「大漁の神」、農村では「豊作の神」として祀られ、やがては「商売繁盛」の神として信仰されるようになった。
宗派:浄土宗
住所:三浦市南下浦町金田258
電話:046-888-0038
交通:金田バス停より徒歩3分
金光恵比須尊−日本の神